第1回:「ただ“介護する”だけじゃない」
こんな方に読んでほしい
- 重度訪問介護に興味がある方
- 求人を探しているけれど、働き方に迷っている方
- “介護”という言葉に違和感を感じている方
🌿 暮らしに入るという責任
重度訪問介護は、利用者の「生活空間」に入る仕事です。
病院でも施設でもない、その人の“暮らし”そのものに関わる――
だからこそ、私たちは掃除や整頓、空気づくりを大切にしています。
「訪問先の部屋に入った瞬間、空気が変わる。掃除機の音、窓からの光、そして静かな安心感。それは“介護”というより、“暮らしの演出”かもしれません。」
🧹 掃除は信頼の第一歩
掃除は雑務ではありません。
それは、利用者が安心して過ごせる空間をつくるための“ケア”です。
床を拭く、空気を入れ替える、物の位置を整える――
そのすべてが、「あなたの暮らしを大切に思っています」というメッセージになります。
🕊️ 求めているのは、“暮らしを支える人”
私たちが求めているのは、
勤務時間をただ“こなす”のではなく、
その時間の中で空間を整え、自分の感覚を保ち、利用者との関係を築いていく人です。
「今日は空気が気持ちいいね」
利用者とかわすその一言に、私たちの仕事の意味が詰まっています。